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読書会型のオンライン・セミナーで人間関係を学ぶ

在宅勤務や外出自粛など、数か月前には想像できなかった環境の変化が起こっています。

そんな中、オンラインMTG、オンラインセミナー、オンライン飲み会と、オンラインを活用してつながり・仕事をし、また学ぶ機会を得る選択肢も格段に広がっています。

 

今回は、ちょっと面白いオンラインセミナーの開催事例をご紹介します。

 

教育付き就労マッチング事業(浜松市IT人材育成事業)の卒業生を対象にしたフォローアップ研修を開催しました。
テーマは、「自己成長と生産性向上のためのコミュニケーション講座」です。
 
フルオンラインの1日研修で、ビジネス書を教科書に使うアクティブ・ブック・ダイアローグ®という手法で学びます。
※株式会社NOKIOOは、アクティブ・ブック・ダイアローグ®協会と、ビジネスライセンス契約を締結しています。
 
書籍を、制限時間で担当パートごとに読解・編集した要約書をGoogleスライドを使って作成。
全員がプレゼンテーションで論理的に伝え、グループで内容についてディスカッションをします。
 
読解力・情報編集力・プレゼン力・対話力の4つの基礎ビジネススキルを鍛えながら、
テーマについて深く学ぶこの研修。若手の教育やミドルリーダー育成でも非常に注目されています。
 
 

―テーマ書籍紹介
 
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
アービンジャー インスティチュート(著)
 
【選定の意図】
 
「心の中で自分を正当化し、相手を責める」ことは誰にでも起こる心理傾向。
個々のやりがいを高め、チームの生産性を向上させるには、こうした人間心理についてメンバー全員が知識を持ち、状況を自ら打開する方法を知ることが欠かせない。
 

 

 

 
―受講者の声
 
(企画職 Aさん)
ABD手法の魅力は「難しいビジネス書が、内容を深く理解できる」ことだと感じました。
オンラインの研修では、まず受講生の皆さんの顔が見えることがとても楽しいです。どんな人が参加し、どんな発言をしているのか、受講生の皆さんをとても身近に感じることができます。自分の発言に対しても、笑ったり拍手したりしてくれる皆さんの反応を嬉しく思い、相手の発言に対しても、とても敬意を持って聴くことができました。
研修では、限られた時間で自分の担当ページを読解し、重要な要点をピックアップして編集すること、そしてそれを相手に伝えることに実践で取り組みます。これによって「情報編集能力」や「伝える力」が鍛えられたのではないかと思います。
 
(経理職 Bさん)
「君には問題がある」
本の中で、誰よりも頑張ってきた主人公に突きつけられた言葉。驚き、受け入れがたい事を不思議と理解できるようになる、会話形式の読みやすい内容にポイントもたくさんあったので、自分にも当てはまる部分がありました。
対処法は自分1人で実践するだけでなく、今回学んだ内容を職場で共有し、チームで取り組むこともしたいと思いました。
人間関係に悩んだり、がんばっているのに何だかうまくいかないと感じている本人はもちろん、その周囲の人も一緒に受けたい研修でした!
 
(顧客サポート職 Cさん)
印象に残ったことは、人間関係において「やってはいけないこと」として、“相手を変えようとすること”と書いてあったところです。
自分が今抱えている問題に対して、どうすればよいのかと深く考えるきっかけになりました。
講師や、一緒に受講したメンバーの言葉を聞いて、私は、答えを求めて研修を受けていたなと、研修が終わったところで気づかされました。
正しい行動の答えなどなく、自分がどのように他者を見ているのか、どう感じているのか、どう行動をとったのかを、“自分自身”を客観的に見て気づき、内省し前に進んでいくことが大切なのではないかと、この研修を通じ学び、考えさせられました。
 
 

 

本日の参加者の皆さまが、組織に戻り、学びを活かしてますます活躍することを心から応援しています。

 

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